シワができて思うこと

シワというのは、自分の鏡を見て、まざまざと気づかされることがあります。それまではそんなに気にしなかったのが突然気になっちゃうんですね。もちろん、それまでにもシワというのは顔のあちこちにできていたと思います。目尻だとか、額だとか。そういうところにシワができても、まぁ、ああ、そうかシワができる年齢になったんだなと納得することができるうちは良いです。そして、突然シワができるということもないでしょう。

シワというのは、突然生まれるんじゃなくて、少しずつ増えていくものです。ですが、気づく時というのは突然なんですよね。それが不思議なことに。それまで全然気にならなかったのに、ある朝、ふと鏡を見て、突然老けたような気分になってしまう。その時の衝撃たるや、すさまじいものがあります。自分でも笑ってしまうぐらいです。そして、一度気になってしまうと、いつまでもずっとそのシワのことが気になって、さらに日を追うごとにシワが増えているような気にもなってくるのです。

シワというのは、そういう魔力を持っていると思います。もちろん、そのシワが魅力的だと感じることができるうちは良いのですが、どうにもこうにもごまかしようがなくなったり、魅力的だと思える程度を越えたりしてしまうと、やはりそのシワをどうにかしなくちゃっていう気持ちになってくるんだと思います。そういう気持ちになってくると私たちはどうしようもないのではないでしょうか。

シワと上手につき合うことができれば、それが本当は一番良いのですが、シワが一度気になり始めるとそう言うことも言っていられません。シワを取るためにはどうしたら良いのかっていうことばかりに気がいってしまいます。そしてどうにかこうにかシワを取る方法を考えるわけです。でも、一度顔にできてしまったシワを取るのは難しいです。自分でもどうしようもないことってたくさんあります。

シワができる前だったら、何とか予防することはできるかもしれませんが、シワができてしまうとそれを補うことはできないということもあるでしょう。そういうことになるとちょっと面倒です。ですから、本来ならば、シワというのはできる前にどうにかするべきなのですが、なかなかそんなことも言っていられないのが現状ですよね。